ルイス・コンフォート・ティファニー　の　ステンドグラス フィーディング・ザ・フラミンゴ　です。 グラスマスターズ社によるレプリカ（複製）です。 ガラス製、　フレームは金属製です。 この作品のオリジナルは、　フロリダ州のオーランド近郊のチャールズ・ホスマー・モース・アメリカ芸術美術館に 収蔵・展示されている、 Maiden Feeding the Flamingoes in the Court of a Roman House （ローマ風の家の中庭にて　フラミンゴに餌やりをする乙女）　1892年制作　です。 世界中を旅したティファニーならではの、　アフリカ・アジア・南ヨーロッパを融合させた異国情緒あふれる風景と、　フラミンゴと同じピンク色に頬を染めた　優美な若い女性とフラミンゴの、　ミステリアスでバランスを保った構図。 フラミンゴが　手から餌を食べる仕草が　可愛らしく微笑ましく、(目が点なのもキュートなので) とても静謐で神秘的、　暗めの色調が少しだけ艶めかしくエレガントでもあります。 このウィンドウと　ルイスＣティファニー直筆の水彩画（同美術館所蔵、　写真を載せておきます）は、　1893年開催のシカゴ万国博覧会のために制作され、 期間中は開催会場にて展示、　ティファニーのアート・デザイン分野で世界的な再編リーダーとしての　地位をもたらしたものの一つとされています。 その後ティファニーの邸宅・ローレルトンホールの居室に飾られています。 明るい色調の水彩画と対比して見てみるのも、　雰囲気・質感が異なっていて　楽しめます。 中央後方の水盤ときらめく噴水、　その上の　謎めいた色の不思議な球体。 水彩画で丸い透明ガラスが浮いているように見えるのは、　当時流行のジャポニズムの影響による、　吊り下げられた金魚鉢と　中で泳ぐ金魚です。 不思議な色合いは、　球面により　形が大きく歪んで見える金魚を表現しているようです。 サイズは、　タテ： ３３．７ｃｍ、　ヨコ： ２４．２ｃｍ、　厚さ： ０．５ｃｍ　です。 光に透かすと、　とてもきれいな色合いを見せるステンドグラスです。 精緻な作りと存在感・質感があります。 吊り下げ用チェーン・フックが付属します。