国の重要無形文化財保持者、人間国宝の認定を受けた、乳白色の濁手の復元に尽力、成功した十三代柿右衛門の牡丹柄の湯呑み５客です。酒器、小鉢、蕎麦猪口などにも使えると思います。 やわらかでつややかな濁手乳白色に非常に繊細でち密な筆遣いで美しい牡丹柄が彩り豊かに描かれています。 丸みを帯びたやさしいフォルムが大変手に馴染みやすく、絶妙なサイズ感が茶器としてはもちろん、酒盃、小鉢や蕎麦猪口としても幅広く楽しめると思います。 未使用ですが、長期保管の影響か１点のみ薄墨色の線状汚れがついています。 共箱には経年の汚れがあります。 木箱の蓋の木片１片はずれています。 本体サイズ（約）：口径 7cm 高さ 6.5cm 未使用自宅保管品です。 （喫煙なし、ペットなし） 年代物ですので細かい点が気になる場合はご遠慮下さい。 再利用の梱包材を利用させていただきます。 衛生面や破損には注意して梱包いたします。 ……… 十三代柿右衛門（1906～1982） 酒井田柿右衛門は江戸時代から肥前国有田の陶芸家の子孫（後継者）が襲名する名称。柿右衛門様式は花鳥図などの題材が暖色系の色彩で描かれ、乳白色の余白と豊かな構図が特徴。有田の酒井田柿右衛門が考案した濁手（にごしで）と呼ばれる乳白色の地色の製作技術は１８世紀末に断絶してしまいましたが、大正・昭和期にこれを復活させたのが十二,十三代柿右衛門です。この功績により1971年に重要無形文化財保持者（人間国宝）となっています。